音楽編2019.02.20
どんなに大きな成果をあげた仕事であっても、その裏側には、地道な日常のルーチンワークや単純作業の積み重ねがあります。
しかし、単純作業やルーチンの仕事が続くと、仕事に対するモチベーションが落ちてしまったり、ついつい集中力が途切れてしまったり、ケアレスミスが発生しがちなことも確かです。
そこで今回は、単純作業で集中力が切れてしまったそんな時におすすめの音楽をご紹介します。
クリエイティブな作業と比べると、単純作業に取り掛かる前は、どうしても「やる気」が出ないことがあります。
そんな時は、まず自分のお気に入りでテンションが上がる曲、アップテンポの曲を聴くのが良いでしょう。それが、「やる気を高めるスイッチ」として働いてくれるからです。
つまり、トップクラスのアスリートが、試合前にヘッドホンでお気に入りの音楽を聞き、自分を奮い立たせるのと同じ理屈です。
ある程度前向きな気分になった段階で、BGMを落ち着いた曲調のクラシックやインストゥルメンタル、環境音楽などに変更するのがポイントです。
なぜなら、自分の好きな曲を聴いていると、音楽に意識が持っていかれてしまい、逆に仕事に集中できなくなるケースがあるからです。皆さんも、「好きな映画のテーマ曲を聴いていると、自然にそのワンシーンが頭に浮かんできてしまい、手元がおろそかになっていた」なんて経験をしたことがあるのではないでしょうか。
その点、落ち着いた曲は作業の邪魔をすることがなく、適度な集中力を保たせてくれます。
英国の心理学者と音楽ストリーミングサービス「Spotify」が行った調査では、「テンポが50~80BPMの曲をかけながら作業をすると効率が上がる」という結果が出ています。なんでも、その程度の速さの曲を聴くと「脳にα波が出るので、リラックスしつつも集中力が高まっている状態に置かれる」とのことです。
心地よいテンポ曲の例として、クラシックではバッハの「G線上のアリア」、邦楽だとユーミンの「卒業写真」や一青窈の「ハナミズキ」が約70BPM、いきものがかりの「ありがとう」が約80BPMとされます。
単純作業の時におすすめの音楽として、まずは「好きな曲でテンションを上げる」、次に「落ち着いた曲(50~80BPM)を流して集中を維持する」ことが、単純作業で集中力を維持するために効果的です。
またBPMが50~80であれば、曲のジャンルに関係なく効果が見込めるそうです。該当するテンポの曲は、ネットで検索して探すこともできます。
皆さんも単純作業が続く仕事をする際は、その効果を試してみてはいかがでしょうか。
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