働き方改革編2019.05.22
現代の日本では人材不足のため、「人材を確保する」ほかに、「どうやって効率的に仕事を行うか」もこれまで以上に求められることが予想されます。
人材不足を補うために、AIやロボットなどの発展が著しい今、単純作業を効率的に行うための新しい技術から、簡単に実践できる方法まで、さまざまな取り組みをご紹介いたします。
近年、情報入力などの単純作業を自動化する「RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)」の導入を進めている企業が拡大しています。RPAとはホワイトカラーの業務を自動化する技術です。
Excelの入力などルールが決められている単純作業に効果的で、人為的なミスなく作業を行うことができるというメリットがあります。
またRPAの導入で単純作業にかかっていた時間を約7割減らすことができ、時間に余裕のできた従業員は創造性の高い仕事に集中できるようになったという例もあります。
このように新しい技術を活用することで、人員コストの削減に繋がるだけでなく、長時間労働の改善など働き方改革の面でも効果が期待できそうです。
ですが、新しい技術を導入するためには初期投資やコストがかかってきます。
もっと気軽に単純作業を効率化するためにはどんな方法があるのでしょうか?
次に、コストをかけずに取り組める方法をご紹介いたします。
単純作業を効率化するための一つに「仕事の優先順位」が重要になります。
まず仕事を「頭脳労働」と「単純作業」の2つに分けます。
「頭脳労働」は思考力や想像力が求められる仕事ですが、「単純作業」はあまり考えることを必要としない仕事です。
「頭脳労働」のように集中力が要求される仕事は脳が疲労していない朝や午前中に取り組むことをおすすめします。午後に入ると脳が疲労し、集中しづらい環境が生まれてきます。
そのため、午前は「頭脳労働」を行い、午後から「単純作業」に切り替えることで、仕事内容と脳のコンディションが合わさり「単純作業」だけでなく、仕事の効率化を図ることができます。
ですが、必ずしも午前中に「頭脳労働」を行うべきとも限りません。
個人の生活習慣に応じて、疲れを感じている時は午前中にウォーミングアップとして「単純作業」を取り入れることも一つの手段です。
個人で気軽に取り組める方法なので、仕事の優先順位を見直してみてはいかがでしょうか。
皆さんの身近にある「音楽」も単純作業の効率化に効果をもたらします。
専門誌『Neuroscience of Behavior and Psychology(行動の心理学と神経科学)』という学術雑誌に掲載された研究によると、無音の環境よりも音楽が流れている環境の方が、文字や数字への認識能力が高まり、処理が早くなるという研究結果があります。
オフィスワークだけでなく、工場の組み立てラインなどの単純作業が主となる職場でも、音楽を聴きながら作業を行うことでミスが低減するだけでなく、短時間で多くの仕事をこなせるそうです。
音楽を聴くことで快楽物質ドーパミンの放出が引き起こされ、退屈になりがちな単純作業も捗り、メリハリを持って作業ができるようになるのです!
皆さんも仕事中にぜひ音楽を聴いてみてはいかがでしょうか?
新しい技術(RPAなど)を導入し、効率化を図ることもできますが、個々人が取り組める「仕事の優先順位の見直し」や「音楽の導入」などでも仕事の効率化に繋がっていきます。
仕事の効率化を考え、弊社でも「オフィスBGM」の導入サービスを展開しています。働き方改革や、オフィスでの音楽の導入を検討される際は、お気軽にご相談ください!
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