COLUMN

働き方改革編2019.06.14

女性の活躍を推進する職場づくり

世界経済フォーラムが 2018 年に発表した、男女格差を図る「ジェンダー・ギャップ指数」の経済分
野において、日本は「149 か国中 110 位」という非常に低い順位となりました。

(※1内閣府男女共同参画局ホーム)

これはもちろん、日本の女性が劣っている訳では決してなく、その活躍をバックアップする社会シス
テムを、未だ実現できていないことが大きな要因です。
そして、女性が職場に定着でき、キャリアアップをしやすい環境を整えることは、労働生産性の向上
を目標とする「働き方改革」の王道とも言える方策です。
今回は、女性が活躍できる制度を取り入れた、企業の好事例をご紹介します。

 

■子どもと一緒に過ごせるオフィス

カタログギフトの企画・販売を手がける「ソウ・エクスペリエンス株式会社」では、「子連れ出勤」を
取り入れています。
類似の制度がある会社は多いですが、こちらの特徴はベビーシッターを雇ったり、社内に保育所を設
けたりせずに、「社員が働くオフィスで子どもも一緒に過ごしている」こと。親のみならず、手の空い
ている社員が子どものお世話をすることもあります。
成長期のベンチャー企業であるがゆえ、「女性社員を出産や育児で、極力失いたくない」という理由で
はじめた施策です。
会社としては、基本的に保育所での育児を推奨していますが、待機児童も多い昨今、それまでの「つ
なぎ」として職場に子どもを連れてこれる点が安心感に繋がり、人材確保面でとても有利に働いてい
るそうです。
比較的、導入費用が少なくて済むのもこの制度のいいところですね。

 

■「育ててからキャリアをはじめる」新しい試み

衛生用品の大手「ユニ・チャーム」には、「Fresh-Mom Recruitment(フレッシュ・マム・リクルー
トメント)」と呼ばれる制度を、2015 年度から開始しています。
これは、妊娠・出産の予定がある新入社員の入社資格(内定)を、最長で 30 歳になるまで持続させ
るというもの。
一般に女性の就業率は出産・育児期に当たる 30 代に下がり、その後子育てが一段落した頃に再び上
昇します。
この「先にキャリアを積んで後で産む」という従来の形に対し、ユニ・チャームの施策は、「子どもを

早く産んでから、キャリアを積みたい」という要望に応えるもの。
入社前に育児の最も大変な時間をとってもらうことで、その後 30 代から女性社員のキャリアを途切
れさせない斬新な施策です。

 

■女性が働きやすい環境のために BGM を導入!

女性の働きやすさを語る上で、「職場の雰囲気の良さ」も欠かせない要素です。いくら会社の制度が充
実していても、職場の雰囲気がギスギスしていたら、それだけでテンションが落ちてしまいますよね。
そこで、手軽に職場の雰囲気を改善する方策として、オフィス BGM を導入してはいかがでしょう?
音楽には人間の感情を動かす「感情誘導効果」や、その場の印象を左右する「イメージ誘導効果」が
あると言われており、オフィスの雰囲気を良くするにはうってつけです。
また、ある企業が行ったアンケートでは、「職場で音楽を流すことに賛成」と答えた女性は「64.5%」
で、男性の「53.5%」を引き離しています。

(※5ビルディンググループ「ワークスタイル実態調査~オフィスの BGM」)

このように、女性から好感をもって受け入れていただけるオフィス BGM の導入。
音響の設定から選曲まで、一貫して行っている弊社にお気軽にご相談下さい。

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