COLUMN

働き方改革編2019.07.04

オフィスに適した「BGMの音量」とは?

これまでご紹介してきた、音楽のジャンルやテンポの速さ、スピーカーの配置と共に、「音楽をどのくらいの音量でかけるか」も、オフィスBGMを流す上で大切なポイントです。音が小さ過ぎるとそもそもBGMとして機能しませんし、逆に大きすぎると業務に支障をきたす騒音になってしまいます。

そこで今回は、オフィスに適したBGMの音量について考えていきたいと思います。

 

■オフィスBGMに適したdb(デシベル)は?

一般に、音量は「db(デシベル)」という単位が使われます。db(デシベル)は、「常用対数」で表される数値なので、単純に「2dbは1dbの2倍音が大きい」という訳ではないのですが、ここではざっくり「数値が大きくなるほど、音も大きくなる」とだけ覚えていただければと思います。(※1

db数の例を挙げると、「20db:ヒソヒソ話」「40db:静かなオフィス」「60db:通常の会話」「70db:賑やかな時のオフィス」「100db:道路工事のドリル音」「120db:ジェット機のエンジン」といったイメージです。

結論を言ってしまうと、オフィスBGMに適した音量はだいたい「40~50db」と言われており、この範囲なら騒音を消す「マスキング効果」が期待でき、なおかつ仕事の邪魔にもなりません。

 

■無料の騒音計でdbを測ろう

しかし、先程も少し触れたdbの性質上(常用対数)、40dbと50dbは、耳で聞こえる音としては3倍程度の差があるのです。こうなると、もう少し厳密な音量を知りたいところです。

ここで活躍するのが「騒音計」と呼ばれるdbを測ることができる機械です。もちろんプロ用の騒音計はそれなりに値が張りますが、便利なものでスマートフォンのアプリなら簡単に騒音計が見つかります(無料のものも有り!)。

 

■騒音計の使い方は?

実際の使い方をご紹介すると、まずBGMをかけずに普段通り働いているオフィスのdbを何回か測って平均値を出します。そして今度は、誰もいない無音状態のオフィスでBGMを鳴らし、先程のオフィス内の平均値と同じ(もしくは少し下)のdbになるように、スピーカーのボリュームを調整すればいいのです。

そして仕事中は、上記のとおり測定した平均値のボリュームを中心に、オフィスの状況によって微調整すると良いでしょう。

 

■まとめ

さて、比較的小規模なオフィスでは上記の方法でも十分かもしれません。しかしある程度広いオフィスになると、音量の他にも様々な要素が絡んでくるので、BGMに関してはアウトソーシングしてしまった方がお得なケースも多々あります。

弊社でも、一流スタッフが責任を持って音環境の構築に当たる「オフィスBGM」を展開しています。オフィスの音環境についてお困りの際は、お気軽にお問い合わせください!

 

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