働き方改革編2019.08.15
多くのビジネスマンが、就業時間の大半を過ごす「オフィス」。
かつてはどの会社も似たような環境がほとんどでしたが、最近では多様性をもったオフィスが増えてきています。
なぜならそれは、オフィスの環境が仕事の質に影響を及ぼすことが分かってきたから。
実際、「株式会社オカムラ」のグループ会社が、延べ3万人を対象に行った調査によると、「オフィス環境は仕事をする上で重要」との答えは7割以上。
しかしその一方、「今のオフィス環境に満足している」という回答は、4割程度しかなかったそうです。
(※1株式会社オカムラ「OFFICE SURVEY REPORT」)
あるアンケートで、「あなたは、オフィス環境によって仕事に対するモチベーションが上がったことはありますか」という質問をしたところ、「ある」「ややある」を合わせた数字はなんと69%にも上りました。
(※2コクヨファニチャー株式会社「オフィスのモチベーションアップに関するアンケート)
どんな仕事であれ結局、社員の「やる気」がその売り上げを大きく左右するもの。つまり、オフィス環境を整えることは、そのまま会社の業績を上げることに繋がってくるのです。
それでは従業員のモチベーションを上げる「環境の良いオフィス」とはどんなものでしょうか?
まず「コミュニケーション」が取りやすいことが挙げられます。
そのためには、社員同士でやり取りをしやすいデスク配置を工夫することや、誰もが利用できる交流スペースを設置するなどの方法があります。
職場の風通しの良さが、企業の業績向上にも影響するため真っ先に見直したいポイントです。
それと同時に、個々の社員の「集中」を高めやすい環境も重要です。
集中力に関しては、例えば「プログラマーにはブース型デスク」など、職種によって向いているスタイルは異なってきますので、社員にヒアリングしつつ最適な環境を整えましょう。
そして、「利便性」の高さも大事です。「どこに何があるのかわからない」乱雑なオフィスでは、社員のストレスが溜まっていきます。
些細に感じられることかもしれませんが、備品や資料がどこにあるか分かりやすいことは、従業員の不満だけでなく、時間の無駄も解消してくれるのです。
最後に「安全性・快適性」も見逃せないポイントです。
具体的には、オフィスの空調には特に注意を配るべき。上述で紹介した株式会社オカムラの調査でも、8割前後が「オフィスの温度・湿度が重要」と回答しています。(※1)
また、照明の明るさや色調、そして職場の騒音もオフィスの雰囲気に大きく影響する点なので、注意したいところです。
後者の「騒音」に関しては、オフィスBGMの導入が改善のための一つの方法です。雑音を打ち消すマスキング効果がありますし、感情をプラスに向かわせることも出来るので、社員のモチベーション向上にも役立ちます。
さて、今回は総論的にオフィスに大切な点を紹介していきましたが、次回以降は具体例も交えつつ、「より良いオフィス環境」について考えていきたいと思います。
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