COLUMN

働き方改革編2019.11.26

試す価値あり!?ユニークな働き方改革事例 part2

以前、生産性の向上効果も期待できるユニークな働き方改革の施策をご紹介いたしました。

個性的な施策を実行している会社は、まだまだたくさんあります。

今回もユニークな働き方改革として、参考になる事例をご紹介いたします!

 

■残業しなくても「残業手当」を支給!

IT大手「SCSK株式会社」では、2013年度から、「月間平均残業時間20時間未満」「年次有給休暇20日取得」の達成を掲げた、「スマートワーク・チャレンジ」を実施しました。

この施策でユニークなのは、社員の残業の有無に関わらず、「固定残業手当」を支給している点です。その金額は月に20時間分で、中堅クラス以上になると34時間分にも上ります。

「残業をすればするほど残業代が増える」というこれまでの常識を崩すことで社員の意識改革を図り、ダラダラと仕事をしてしまう悪習を断ち切ろうとしたのです。

同時に経営側でも改革を行いました。例えば、各部署の残業時間・有給の取得状況を、役員会で密に確認。そして、特定部署に負担が集中している場合、経営リソースの再配置も含め、会社全体でスピーディーに対応できる体制を築きました。

この結果、2008年度には月平均「35時間」だった残業時間が、2017年度には「17時間」にまで激減し、会社の業績も落ちるどころかむしろ上がったそうです。

 

■使い勝手のいい「超短時間有給」

「TOTO」や「NTTコミュニケーションズ」などでは、「年5日分(40時間)」を上限に、1時間単位で有給を取れる制度を採用しています。

例えば、「今日は子どもの送り迎えがあるので、朝夕の1時間だけ有給を使いたい」といったケースでの活用が考えられます。

短時間の用事に丸一日や半日の有給を費やす必要が無くなる、社員にとって選択肢が増えるありがたい施策です。

2017年に同制度を導入したある会社では、なんと開始2ヶ月で約6割もの社員が利用した実績もあり、社員の働きやすい環境づくりに貢献した制度といっていいでしょう。

なお導入には、労使協定の改定が必要になる場合があるので要確認です。

 

■ナイスアイデアを産む「歩き会議」

「ぐるなび社」では、会社近辺を歩きながら会議をする「ウォーキング・ミーティング」が行われています。

斬新な会議スタイルですが、そもそも歩いている途中は、脳に酸素が大量に送られて活発に働くため、いいアイデアが出やすいと言われています。かの哲学者・アリストテレスも、散歩しながら弟子たちに講義していたそうです。

また、堅苦しくなりがちな室内会議と違い、自然と参加者同士の距離も近くなるので、コミュニケーション改善効果も期待できます。

ただ、歩きながらの会議は大人数には向いていないので、3名程度でのブレストや意見交換などに活用すると良いでしょう。

 

■まとめ

以上のような様々なユニークな取り組みをご参考に、自社に合った「働き方改革」に取り組んでいただければと思います。

そしてオフィスBGMは、メンタルヘルス効果や仕事の効率アップ、社員同士のコミュニケーション向上などで、働き方改革をバックアップします。こちらの導入に関しましては、お気軽に弊社にご相談下さい!

オフィスBGMについて
お気軽にお問合せください

03-5918-7335 受付時間 平日9:00~18:00